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人材紹介ビジネスの裏側

昨日、転職の際人材紹介会社を使うべきと書きました。もう少し裏側に触れてみましょう。

人材紹介会社には、求職者に面談をするCA(キャリアアドバイザー)と、求人企業を探す担当者RA(リクルーティングアドバイザー)がそれぞれおり、相互に連携する形で求職者と企業を結びつけています。業界ではよく「片面(CAとRAで役割分担されている)」と呼びます。

求職者側から見た場合、相談に乗ってくれるCAさんしか出会わないので、その人が企業を探して紹介してくれていると思うのですが実は違うのです。むしろCAさんはあまり企業の直接のニーズや、人事担当者がどんな人かは把握していません。RAさんから話しを聞くか、もしくはヒアリングした内容をデータベースで確認します。

また、私が知る限りで介護人材会社のCAさんは介護業界経験者は少ない印象です。むしろ他の人材業経験者だったり、営業経験者が多いと思います。

だからあまり介護の事、企業の事を聞いても意味ないです。相手もよくわかっていないのですから。そもそも人材紹介会社は、キャリアの相談する場所ではなく、あくまでキャリアの希望に対して実際の就職先を斡旋してもらう場所だから当然の事なのですが。。。

もちろん全てがではないですが、そこの前提を勘違いすると、介護の事をよくわかっていない他人に、自分の人生の転機を全て委ねてしまう事になります。

自分が人材紹介業を経験した中での実態からみると、「介護の業務的な事は聞かれてもわからないんだよね~」「介護職の言っている事が理解できない」というCAの会話も何度も聞いた事があります。※もちろんCAさんは真剣に話を聞き、親身に応対しているのでCAの存在を否定している訳ではありません。

その意味では、介護のキャリア相談という意味では、別に頼る必要があると思いますが、規模は小さいですが「両面」と呼ばれるCAさんとRAさんを両方兼任で行っている人材紹介会社はまだ信用できると思っています。

なぜなら企業担当者と直接のやり取りしているので、企業のニーズと、あなたのニーズを直接自分自身で把握しているからです。両面を売りにする人材会社はまた別途の機会に紹介していこうと思います。



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