異業種で働いていると介護業界で自分は通用するか不安な人が多く居る。
キツイ、汚い、給与が安いといったイメージの部分からくるものも
当然あるが、専門職としてやっていけるかどうかの不安もあるであろう。
私自身も、最初にこの業界に飛び込んだ時は不安だった。
先輩達はすごく気が利くし、すごく応対するし、なんでも知っている。
自分自身が将来そのようになれる気がしなかった。
ただ、一方で気が付いた事がある。
介護業界で相手にする方は80歳を越える高齢者なのだ。
失礼を恐れずに言えば、動くスピード、会話のスピードは速くない。
介護職と働くのであれば、そのスピードで介護をする事が求められる。
きびきびと動きすぎてもダメなのだ。
私達だって、自分達と話すペースが違う人と話すときに
違和感を感じるであろう。
それと同じで、介護を受ける高齢者も自分を基準にした時に、
ペースが速い人、遅い人には違和感を感じるのだ。
そして、高齢者を相手にした時にはほとんどの場合、
自分より相手はペースが遅い。
だからゆっくり介護をすれば良いのだ。
もちろん全体を考えれば、限られた時間で大勢の介護をしなければならない時に
時間が足りない事はあるだろう。
しかし、1対1でその人と向き合った時は、
その人のペースでケアをする事が理想である。
※現実的な所は一旦横に横に置いて、、
そう考えて貰えば、ほとんど誰でも、何歳からでも
介護の仕事にチャレンジ可能だと理解してもらえると思う。
そして、働き始めてある一定期間経てば、
最初はまったくなれる気がしなかった先輩のように
あなたもなっているだろう。