この業界は介護職の善意で成り立っている。
介護職にとってこの業界を志す理由は、
・高齢者が好き
・誰かの役に立ちたい(入居者の笑顔)
・手に職を身につけたい
この3つが圧倒的に多い理由である。
ただ一方で、経営側にとっては、この介護職の想い(志)は
都合もよく付け込んでいる所も見受けられる。
高齢者が好きな人に「目の前のAさん(入居者)が困っているから」と
言えば、大抵介護職に対して無理を強いる事が正当化される。
それを受ける介護職側も、助かる入居者の笑顔という「やりがい」を
感じてしまうので、サービス残業や、休日出勤が当然のように行われてしまうのだ。
ここは、正直法整備は間に合っておらず、会社側、事業所サイドの
理解、考え方にかなりの部分依存しているのが業界の構造である。
だからこそ、働く私達自身がやりがい搾取に合わないように、
会社、事業所を選ぶ目を養う事、仕事(プロ)として必要なサービスの
対価を受けとる意識が必要になる。
そこの意識改革がない限り、この業界の介護職の地位が向上する事はない。
だからこそ、所属する事業所に嫌味にならないようにプロとしての主張してみよう。
細かい事を探らなくても、そのリアクションで事業所が介護職をどう考えているかが、
すぐにわかります。
そして、「やりがい搾取」を当然とする事業所であれば転職も考えてみたら良いと思います。
介護職をプロとして見ている事業所は他にたくさんありますので。
介護の転職なら『カイゴジョブ』