キャリアを考える

介護事業会社と親会社との関係性

昨日、ビックモーターの関連という事でSOMPOジャパンの会見が行われた。

保険会社として、ビックモーター社との関係による会見であったが、
介護業界の人間にとって何より気になるのは、介護会社への影響である。

介護業界の大手企業はどこも親会社で別事業を運営しているケースが多い。
保険の他にも、不動産、教育、警備会社等親会社は多種多様である。

実際は別会社である事から社員の目線で見た時に
関わりが濃いかと言えばそうでないと思う。
※実際SOMPOの友人も保険と介護でほぼ関わりはないと話していました。

ただ、影響がないかと言えばそんな事はない。
介護だけではないと思うが、特に介護は信頼、イメージが全てのような業界のため、
親会社と言えど、信頼が落ちれば如実に影響を受けるものである。

特に、大手の老人ホーム等介護サービスを選択する際、
親会社の信頼性や、知名度がある事などを基準にホーム選択をする方も
多いため、その土台が揺らぐ事になれば当然の結果である。

その意味でも、介護現場の選択は非常に難しいと思っている。
当然、大手企業の方が平均して処遇が良い。
それは給与以外にも福利厚生を含めると差は大きくなる。

一方で、不祥事等が起きるリスクは、会社の規模が大きければ大きいほど
自分の責任ではどうしようもない範囲で発生可能性が高くなる。

その意味でも、介護業界で働く私達は、会社に依存するのではなく、
職種(仕事内容)に依存すべきだと思う。

もちろん今後AIによって仕事が奪われる時代がくるかもしれない。
しかし、その時代には、当然介護会社も縮小せざる得なくなり、
会社の雇用もなくなってしまうだろう。

あくまでどちらを優先すべきかの話であるが、
仕事を優先すべきだと私は思う。

そして、その波は一気には来ないので、
その時々で自分にとってベストな働き先を見つける気持ちで
いる事が一番良い生存戦略だと考えています。



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