最近TVのCM等を見ると、日本も転職が活発になってきたなと
感じる事がある。
実際はどうなのだろうか?
私もそうであるが、日本のサラリーマンは
メンバーシップ型雇用として新卒一括採用されて
色んな業務を経験する。
私自身、過去に転職を経験しているが、
転職市場ではあまりこの「色んな業務」は評価されない。
新卒採用とは違い、中途採用の面接では、
「あなたは弊社で何が出来ますか?」を問われ続ける。
基本的には募集職種に関して何が出来るかが大切なため、
今まで会社で経験した複数の職種経験は転職では思ったほど
評価されないのである。
役職者の場合はもっと困難に直面する。
「部長なら出来ます」と言う事は相手企業からすれば
何が出来ますか?の回答になっていない。
部長は実務をしないので、何が出来ますかに対して
せいぜいマネジメントが出来ますぐらいの話ししか
出来ないのである。
そのため部長の募集はほぼなく、部長候補等の
実際は見習いのような低い処遇での採用に甘んじるしかないのである。
日本の転職市場は役職者に対して厳しいのである。
※特に介護業界はその性質が強い。
ただ逆に、専門職である介護職は転職市場に強い。
何が出来るか聞かれた時、「介護の仕事が出来ます」と
当然の事として胸張って言えると思います。
そして、その仕事内容は介護保険制度で定義されているため、
働く場所が変わっても基本は大きく変わらない。
だから雇用する側も職務経験と、資格の有無を聞けば
面接に来た人が何が、どのくらい出来る人なのかが
なんとなく想像できるのである。
※人物的な所は一旦横に置いて。
これは仕事を探す側からすれば、今までの介護経験が
無駄にならないという意味でもある。手に職の最大の良い所である。
それなのに、なぜか介護職の中にも
サラリーマンマインドの人も多い。
もちろん職場環境に恵まれている人は良いのだが、
恵まれない環境の中で、必死に耐えながら働く介護職(求職者)を見ていると、
専門職のメリットを活かせていないなと思う事が多々ある。
専門職は、どうしてもその専門性から視野が狭くなりがちだが、
キャリアに関して言えば、介護職こそ広い視野を持ってほしい。
介護現場はどこも人不足のため、ある程度の実務経験と
介護福祉士の資格があれば、どこの介護事業所にとっても欲しい人材である。
そして、サラリーマンと違って、
転職歴が次の転職の傷になりにくい。
特に、今の職場に苦しんでいる人なら
一回転職も考えてみては如何でしょうか。
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