人にはそれぞれ得意不得意、やりたい事やりたくない事がある。
介護現場では、ここを配慮した人事は皆無に等しい。
なぜそうなるのか? 候補人材が常に足りないからだ。
偉そうに言う自分も、エリアマネージャーとして人事を決める時、
人を見て選ぶというより欠員のポストを消去法で埋める選択をしている事が
多々あった・・・。
介護業界は国から人員の配置基準を明確に定められているので、
職種毎決まった配置を割る事は許されない。 待ったなしなのだ。
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そのような事情の中で、どうしても介護リーダーに向かないかなと思う人でも
介護リーダーになったり、介護現場が好きだという人が施設長になったりする。
自分自身も介護現場が好きだったのに、エリアマネージャーになった。
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うまく適応できる人もいるが、中には新しい役割に適応できず、
メンタルが病んでしまったり退職してしまう人も居るのが現実だ。
良い介護リーダーだったのに、前の現場ではうまくやっていたのに、
これは介護業界に居ればよく聞く言葉だ。
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私自身が、介護の人材会社で働くようになり強く感じるのは、
それぞれに合う会社、合う役割はどこかにあるのだという事。
介護事業はどうしてもその施設、その会社の閉じられた世界でしか
自分自身が見れなくなるため、視野が狭くなってしまう。
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ただ、何度も転職を経験し、職種を変えてみて強く思う。
「人事は人を殺す」
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今居る場所が自分にとって良い事かどうかはしっかり
個々人の責任で振り返るべきだと思う。
「石の上にも3年」はもう古い考えで、3年ただ居ても
何も変わらないのだから・・・。
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